Cast&Staff(キャスト&スタッフ)

Cast

松 たか子

1983年歌舞伎座『人情噺文七結』で初舞台を踏んで以降、舞台・ドラマ・映画・歌手活動とさまざまなフィールドで活躍を続けている。舞台では第38回紀伊國屋演劇賞・個人賞、第15回読売演劇大賞・最優秀女優賞などを受賞。近年の出演作に、舞台『十二夜』『音のいない世界で』『もっと泣いてよフラッパー』『かがみのかなたはたなかのなかに』、ドラマ『運命の人』『おやじの背中』、映画『ヴィヨンの妻~桜桃とたんぽぽ~』『告白』『夢売るふたり』『小さいおうち』『HERO』など多数。野田作品へは、『オイル』『贋作 罪と罰』『パイパ―』以来7年ぶり、4度目の出演となる。

瑛太

大河ドラマ『篤姫』に出演し注目を集める。主な主演ドラマ『ヴォイス~ 命なき者の声〜』『素直になれなくて』『それでも、生きてゆく』『 最高の離婚』、主演映画『サマータイムマシン・ブルース』『アヒルと鴨の コインロッカー』『余命1ヶ月の花嫁』『まほろ駅前シリーズ』『僕達急行 A列車で行こう』『一命』『ワイルド7』『モンスターズクラブ』など。2016年 には『64-ロクヨン-』『殿、利息でござる!』の公開が控えている。近年では舞台でもその存在感を遺憾なく発揮、『怪談 牡丹燈籠』『東京月光魔曲』『ガラスの動物園』『ロンサム・ウェスト』に出演。野田作品には 13年『MIWA』に続き、2度目の参加となる。

井上 真央

初主演した連続ドラマ『花より男子』(2005年/ TBS)シリーズが大ヒット。その後、朝の連続テレビ小説『おひさま』(2011年/ NHK)でヒロイン、さらに大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年/ NHK)でも主演を務め、高い評価を得る。主な出演映画は『僕の初恋をキミに捧ぐ』『綱引いちゃった!』『謝罪の王様』『永遠の0』『白ゆき姫殺人事件』など話題作多数。『八日目の蝉』(2011年)では、第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか数々の賞を受賞、幅広い演技力で着実にキャリアを重ねている。NODA・MAP へ初参加は『MIWA』(2013年)で、野田作品は本作で2度目の出演。

阿部 サダヲ

1992年より大人計画に参加。2008年、映画『舞妓Haaaan!!!』で第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。パンク・コント・バンド“ グループ魂”での活躍など、舞台を始め、ドラマ、映画、音楽活動など、多彩な才能を様々な分野で発揮している。近年の出演作に、舞台『ラストフラワーズ』『シダの群れ』『キレイ』、ドラマ『小林一三』『心がポキッとね』『マルモのおきて』、映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』『寄生獣』『謝罪の王様』『奇跡のリンゴ』『夢売るふたり』など多数。野田作品へは、『ローリング・ストーン』『透明人間の蒸気』以来12年ぶり、3度目の出演となる。

池田 成志

1982年「第三舞台」に参加。胡散くさい男、食えない男など、オフビートなキャラクターを得意としつつ、様々な舞台作家・演出家の作品に出演し、演劇界を牽引する俳優のひとり。2013年、イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』およびNODA・MAP『MIWA』での演技が高く評価され、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な舞台作品に『五右衛門vs 轟天』『モンティ・パイソンのSPAMALOT』『水の戯れ』『万獣こわい』『祈りと怪物 KERAVERSION』、テレビ『マッサン』『ヒトリシズカ』『ミューズの鏡』など。NODA・MAP には、2012年の『THE BEE Japanese Version』、2013年『MIWA』に続き3 度目の出演となる。

満島 真之介

2010年、舞台『おそるべき親たち』(ジャン・コクトー作)にて俳優活動を開始。故・若松孝二監督の映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で森田必勝役を演じ、報知映画賞新人賞、高崎映画祭最優秀男優新人賞などを受賞、高い評価を得る。注目の若手俳優として舞台、映像、CMなど幅広く活躍している。主な出演作に、舞台『夜への長い旅路』『ハムレット』『火のようにさみしい姉がいて』『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜』、ドラマ『リスクの神様』『恋愛時代』『永遠の0』『お葬式で会いましょう』『紙の月』『梅ちゃん先生』ほか。今回、NODA・MAP に初参加。

銀粉蝶

1981年、演出家・生田萬と共に劇団『 ブリキの自発団』を創立。演技派女優として数多くの舞台・TV ドラマ・映画に出演。2010年、二兎社公演『かたりの椅子』、『ガラスの葉』の演技が評価され、第18 回読売演劇大賞 優秀女優賞を受賞。近年の主な出演作に、舞台『炎の人』『100万回生きたねこ』『ドレッサー』『Like Dorothy』『9days Queen 〜九日間の女王〜』『コースト・オブ・ユートピア』『わたしを離さないで』『風の吹く夢』など多数出演。映画『アナザ ー Another』『ふがいない僕は空を見た』『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』ほか。テレビはNHK 大河ドラマ『花燃ゆ』、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、『熱海の捜査官』『タイガー&ドラゴン』など。NODA・MAP への参加は、『パンドラの鐘』『ザ・キャラクター』『南へ』に続き、4度目となる。

野田 秀樹

1976年に「夢の遊眠社」を結成。数々の話題作を上演し、演劇界に大きな影響を与える。'92年に劇団を解散後、イギリスに留学。帰国後の'93年にNODA・MAP を設立。以降、『キル』『パンドラの鐘』『オイル』『THE BEE』『ザ・キャラクター』『エッグ』『MIWA』など話題作を発表し、評価を得る。海外の演劇人との創作活動や、歌舞伎、オペラの創作も手掛けるなど、精力的に創作に取り組んでいる。テレビ『新選組!』『蝶々さん』、舞台『おのれナポレオン』などに出演。'15年3月、パリ国立シャイヨー劇場正式招聘公演として『エッグ』を上演し、高い評価を得る。'15年5月~11月、全国共同制作プロジェクト歌劇『フィガロの結婚~庭師は見た!~』が全国10カ所にて上演される。'09年大英帝国勲章を受章。'10年朝日賞受賞。'12年第3回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。東京芸術劇場芸術監督。

Staff

美術/堀尾 幸男

武蔵野美術大学在学中に旧西ドイツ国立西ベルリン芸術大学舞台美術科に留学。舞台美術家・故金森馨氏に師事。1981年(株)HORIO 設立。同時に、オペラ『プッチーニ3部作』『ルチア』『マリア・ストラーダ』の美術を担当。以来、芝居、ミュージカル等さまざまな舞台美術プランを手掛けている。’90年伊藤喜朔賞、’96年および’99年に読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、’00年紀伊國屋演劇賞、’07年朝日舞台芸術賞を受賞。野田作品は、’92年『野田秀樹の真夏の夜の夢』以来、’01年『野田版 研辰の討たれ』、’09年『パイパー』『ザ・ダイバー 日本バージョン』『野田版 鼠小僧』、’10年『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』、’11年『南へ』、’12年『THE BEE Japanese Version』『エッグ』、’13年『MIWA』、’14年『半神』『エッグ』等、数多く手がける。

照明/服部 基

岡山県倉敷市出身、信州大学工学部電気工学科卒。吉井澄雄、沢田祐二の両氏に師事。’86年(株)ライティングカンパニーあかり組を設立(現在顧問)。演劇、ミュージカル、オペラ、能と多種多彩な舞台を手がけ現在に至る。’94年~95年文化庁在外研修員としてドイツで研修。’83年『グレイクリスマス』日本照明家協会優秀賞、’93年『ロレンザッチョ』『四重奏』日本照明家協会賞大賞、’08年『コンフィダント・絆』『コペンハーゲン』『キル』第42回紀伊國屋演劇賞、’08年『コペンハーゲン』日本照明家協会大賞、’10年『ヘンリー六世』読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。野田作品では’07年『キル』’14年『半神』 に参加している。

衣装/ひびの こづえ

東京芸術大学美術学部デザイン学科卒業。1988年にコスチューム・アーティストとしてデビューして以来、雑誌・ポスター・CM・ダンス・バレエ・映画など、その発表の場は多岐に渡る。’97年より、作家名を「内藤こづえ」より「ひびのこづえ」に改める。野田演出作品の舞台衣裳は、’90年『野田秀樹のから騒ぎ』以来、『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』『南へ』『エッグ』『MIWA』と全25作にも及ぶ。野田秀樹演出 モーツァルト/ 歌劇『フィガロの結婚 〜庭師は見た!〜』オペラ衣裳担当、全国巡回公演。野田作品以外でも、オペラや歌舞伎、NHK E テレ『にほんごであそぼ』の衣裳セットも手掛けている。広告では、80TH コンバースジャックパーセルセレモニーウェア、ラフォーレグランバザール、brother「PRIVIO」CM衣裳担当。新国立劇場ダンス公演 森山開次『サーカス』舞台美術・衣裳を担当。『LIVE BONE』森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介によるダンスパフォーマンスを展開中。舞台衣裳などの残った生地や衣装の断片をつかったワークショップ「ちいさな生きもの研究所」を毎月渋谷LOFT&で開催中。http://www.haction.co.jp/kodue/

選曲・効果/高都 幸男

1976年、東京大学在学中に野田秀樹らと共に劇団夢の遊眠社を結成。’92年の解散までの全公演に選曲・効果、および演出補として参加。’86年『スプレイ』(演出)、’90年『野田秀樹のから騒ぎ』、’92年『野田秀樹の真夏の夜の夢』(選曲・効果)など外部公演へも多数参加。劇団解散後もNODA・MAPのほぼ全作品で選曲・効果、演出補を担当。近年の野田作品では、’09年『パイパー』『ザ・ダイバー 日本バージョン』、’10年『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』、’11年『南へ』、’12年『THE BEE Japanese Version』『エッグ』、’13年『MIWA』、’14年『半神』を手がける。その他、東宝『虎・野田秀樹の国性爺合戦』、新国立劇場『贋作 桜の森の満開の下』『透明人間の蒸気』にも参加。’00年より東京芸術大学非常勤講師。’06年より桐朋芸術短期大学非常勤講師。’13年より多摩美術大学教授。

振付/井手 茂太

ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」主宰。既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常の身振りや踊り手の個性を活かしたオリジナリティ溢れる作品を発表。国内をはじめドイツ、フランス、イギリスなどの23都市、のべ34箇所で作品を上演。また振付はもとより、個性派ダンサーとしても注目を集める。カンパニーでの作品発表に加え、演劇作品へのステージングや振付、CM・ミュージックビデオの振付や出演など、幅広いジャンルでも活動する。近年では、Bunkamura25周年記念『もっと泣いてよフラッパー』、白井晃演出『テンペスト』、ナイロン100℃『パン屋文六の思案~ 続・岸田國士一幕劇コレクション~』振付などの他に、自身初の映像作品として大地の芸術祭2015越後妻有アートトリエンナーレに『越後妻有で100人に振付しちゃいました』を発表。’95年ドイツARENA FES’95観客賞受賞(イデビアン・クルー)、’04年第11回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞、’06第3回アサヒビール芸術賞受賞、’08年第2回、’09年第3回日本ダンスフォーラム賞受賞。www.idevian.com

映像/奥 秀太郎

映画監督/ 映像作家。舞台は1996年より東宝、NODA・MAP、宝塚歌劇団等にプランナーとして参加。主な参加作品に、東宝ミュージカル『エリザベート』、宝塚歌劇団『オーシャンズ11』等。野田作品では、『2001人芝居』『ザ・キャラクター』『南へ』『THE BEE English & Japanese Version』『エッグ』『MIWA』等に参加。映画監督として『壊音』『日雇い刑事』『日本の裸族』『赤線』『カインの末裔』( ベルリン国際映画祭正式出品)『ドモ又の死』『USB』『台風一家』『星座』等。演出家として『黒猫』『赤い靴』『キミドリ』『FREAKS』『サウス オブ ヘブン』『白夜』『銀の匙』等、映像を駆使したステージで話題をよんでいる。

美粧/柘植 伊佐夫

1960年生まれ。「人物デザイン」というジャンルを開拓。映画、舞台全体のキャラクターデザイン、衣装デザイン、ヘアメイクデザインを総合的に手がける。主な作品に、滝田洋二郎監督『おくりびと』( 第81回米国アカデミー賞外国語映画賞)、三池崇史監督『十三人の刺客』、山崎貴監督『寄生獣』、樋口真嗣監督『進撃の巨人』、NHK 大河ドラマ『龍馬伝』『平清盛』、長塚圭史演出『あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜』、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』など。’12年第30回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞受賞(人物デザインの開拓)、’13年第67回日本放送映画藝術大賞/放送部門 最優秀衣装デザイン賞および最優秀メイクアップ賞受賞(『平清盛』)、’15年第9回アジア・フィルム・アワード衣装デザイン賞受賞(映画『喰女−クイメ−』)。野田作品は、『赤鬼』『透明人間の蒸気』『エッグ』『MIWA』『半神』に参加。著書に『龍馬デザイン。』『さよならヴァニティー』がある。

舞台監督/瀬﨑 将孝

1994年よりフリーランスとして活動。野田秀樹、松尾スズキ、宮本亜門をはじめとする演出家のもとストレートプレイ、ミュージカル、ブロードウェイ等の海外招聘作品など、あらゆる種類のパフォーミングアーツに関わり続ける。最近の主な仕事として、ラサール石井演出『その男』、千葉哲也演出『寿歌』、河原雅彦演出『テキサス』、宮本亜門演出『サロメ』、松尾スズキ演出『マシーン日記』、三谷幸喜演出『ドレッサー』、小川絵梨子『ロンサムウェスト』、小堺一機演出『小堺クンのおすましでSHOW29』、吹越満演出『ポリグラフ』などがある。野田作品では、『オイル』『走れメルス』『キル』『パイパー』『ザ・キャラクター』『南へ』『エッグ』『MIWA』など数多くを手掛ける。