MIWA
劇作家として、常に挑み続けてきた野田秀樹が、今秋、新たに自らに課した大いなる挑戦とは、“ 今、まさにこの世を生きる実在の人物をモチーフに新作を描くこと。”
NODA・MAP 第18 回公演は『MIWA』。 そのまさかの“ 美輪明宏”である。
長崎に生まれ育ち、上京の後、三島由起夫をはじめとする文化人を魅了したシャンソン歌手の才。“ 天上界の美”とまで謳われた、ジェンダーを超越した美貌。『毛皮のマリー』や、今春待望の再演が実現した『黒蜥蜴』に代表される、舞台俳優としての類まれなる表現力。そしてテレビ番組から一大ブームを巻き起こした“ 愛の伝道師”としての強烈なパーソナリティーとオピニオンリーダーとしての存在感…
昨年大晦日のNHK 紅白歌合戦における『ヨイトマケの唄』のパフォーマンスが大きな反響を呼んだことは、未だ記憶に新しい。
戦時の昭和から平成の今日までに多くの苦楽を経験し、決してひと言では括れない、多面的な才能でいつの時代にも、人々を魅了し続けてきた美輪さん。野田の作家としての好奇心を刺激して止まない、まさに“ 生ける伝説”として国民的知名度を誇るこの強大なアイコンを、野田秀樹はあくまで“ モチーフ”として扱い、豪華役者陣と共にオリジナルストーリーとして描き出す。
野田の直筆コメントに踊る、“ 出鱈目”という文字……。果たして“MIWA”はどこまで“ 美輪”なのか? そもそも“MIWA”は本当に“ 美輪”足り得るのか??
斬新なアイデアと未曾有の結末で、期待以上の興奮と感動を観客に披露してきた野田による、真贋さえも予測のつかない[美輪明宏物語]の幕が開く。
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NODA・MAP第18回公演
作・演出 野田秀樹
2013年10月4日(金)-11月24日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
2013年11月28日(木)-12月1日(日) シアターBRAVA!
2013年12月6日(金)-12月8日(日) 北九州芸術劇場 大ホール
キャスト
宮沢りえ
瑛太
井上真央
小出恵介
浦井健治
青木さやか
池田成志
野田秀樹
古田新太
秋草瑠衣子 秋山エリサ 大石貴也 大西智子 川原田樹 菊沢将憲 木原勝利 河内大和
近藤彩香 佐々木富貴子 佐藤ばびぶべ 佐藤悠玄 紫織 下司尚実 竹内宏樹 手打隆盛
土肥麻衣子 鳥居功太郎 中原百合香 西田夏奈子 野口卓磨 深井順子 的場祐太 六川裕史
スタッフ
美術 堀尾幸男
照明 小川幾雄
衣裳 ひびのこづえ
選曲・効果 高都幸男
振付 木佐貫邦子
映像 奥秀太郎
美粧 柘植伊佐夫
舞台監督 瀬崎将孝
プロデューサー 鈴木弘之
企画・製作 NODA・MAP
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